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一番重要で、一番難しいのが「バランスを考える」こと。
滑走面もエッヂも「ボードの一部」です。コアがあり、クロスがあり、補強材があり、そのようなパーツの一つに手を加えるわけですから「トータル・バランス」を無視することはできません。
「速い」とか「よく曲がる」という性能は、「人が操る」という大前提の下にあります。スピードに関しては計測が可能と思われますが、山の斜面は単なる「傾斜地」というだけでなく3次元な形状であり、当然斜度の変化もあります。滑る人全員が直滑降するわけもなく、各人の速度域での快適な滑走が最重要であり、またその速度域での操作感で「曲がりやすい」と「直進しやすい」のバランスが必要です。
スノーボードにはバインディングを固定するインサートホール(ネジ穴)があります。この穴位置も考えられて設定されていますが、最も狭いスタンスで乗る場合と、最も広いスタンスで乗る場合とでは、同じボードであっても、エッヂへのプレッシャーのかかりかたは大きく異なります。
前後や中央部で円弧が異なる設定のサイドカーブ。内部構造が前後対称でない設定。こういった各モデルの特性を考えたエッヂの仕上げ方が重要で、このときのスタンスロケーションは無視できません。
現在は左右非対称のボードは、販売されていないので、レギュラー・グーフィーでの違いはありません。
使用するバインディングとブーツは、チューンナップでのバランスを考えるうえで忘れてはいけない重要な要素です。バインディングの素材と剛性のバランス。ブーツの素材と剛性のバランス。更にそれらを合わせたときの「特性」が、ボードにどのように影響するか?
金属製のベースプレートにプラスチックのハイバック?プラスチックのベースプレートにカーボンのハイバック?前傾角度の深いブーツでハードなフロントフレックス?ツーピース構造でサイドフレックスがソフト?様々なセットアップがあり、同じように乗ってもボードに伝わる「伝わり方」が変わる。それを活かせるか?個々に優れた製品であっても、バランスを崩すと「これ調子悪い」と言われてしまいます。
大切な自分の道具を高評価していただきたい。気にいった道具は長く使いたくなります。そのためのメンテナンスは苦に感じなくなりますし、より大切に扱うようになります。そしてスノーボードが、より楽しくなる。調子悪いから買い換える?何がどのように問題なのかがわからなければ買い換えても解決にはなりません。
チューンナップはスノーボードの乗り味を大きく左右します。スノーボードは「ボードだけ」ではできません。トータル・バランスを理解しましょう。
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